【実例歴史好きの小学生が読んだ】歴史本おすすめ紹介~後編~

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我が子が歴史好きになったのは小学校低学年のころ。
始まりはテレビゲームの『戦国無双』です。

今では

  • 歴史ある観光地に行くと詳しく解説してくれるほどの歴史好き
  • 歴史のテストでは、いつも満点に近い点数を獲得

そんな中学生になりました。

著者自身も歴史好き。
歴史好きの我が子が、小学校低学年から中学生の今までに読んでいる歴史本をご紹介!
前編、後編の2回に渡ってお届けします。
今回は後編です。

前編

  • 歴史の入り口におすすめ
  • 低学年から読める歴史学習漫画おすすめ
  • 事典タイプおすすめ

後編 今ここ!

  • 歴史を深堀りしたい子向けおすすめ
  • 歴史小説おすすめ
  • 中学校の歴史学習に役立つおすすめ

前編をご覧になりたい方はこちら↓

歴史を深堀りしたい子向けおすすめ

超ビジュアル!日本の合戦大事典 西東社

古代から明治までの75合戦が大迫力のビジュアルで紹介されています。

ビジュアルに圧倒されますが、中身は本格的です。
「乱」「役」など合戦の呼び方の説明から始まり、時代の流れに沿って一つ一つの合戦を詳しく解説しています。
主に以下のような情報がまとめられています。

  • 場所
  • 対戦者
  • 作戦
  • 結果
  • 勝者と勝因
  • 合戦の流れや軍勢の動きが分かる地図
  • 合戦に関する絵や写真などの資料
  • 現在も見ることのできる古戦場

マンガや図解が効果的に用いられており、視覚的に理解することができるため、
勉強感覚ではなく読めるところがポイント。

写真による甲冑や兜の紹介もあり、見ているだけで楽しい!

こんな子におすすめ!

  • 合戦を題材にしたテレビゲームが好きな子
  • 戦略ゲームが好きな子
  • 合戦の詳細をもっと知りたい子
  • 学校の授業だけでなく流れで歴史を理解したい子


大きな歴史の流れは、合戦を境に変化していくことが多いため、
合戦の詳細を理解することで歴史の流れを捉えることが出来ます。

全体がかっこよく描かれているので、歴史を学んでいない小学校低学年の子も楽しめるのは嬉しいポイント。
学校で歴史を習い始めた小学校6年生や中学1,2年生は、授業の補完資料として役立ちます。

我が家の中学生は、テスト前に見返して合戦の特徴などを整理しています。
流れがしっかり頭に入るため、重宝しています。

朝日ジュニアシリーズマンガ日本史 朝日新聞出版

朝日新聞出版の分冊形式の週刊誌で一号で一人の偉人を紹介しています。
全部で101冊。
古代から近代までまんべんなく選ばれており、歴史全体を把握することができます。

漫画を軸に、豆知識や事実の検証ページも充実。
中学生や高校生の歴史の勉強の補完にぴったりです。
全てにふりがながついているのでマンガを読むだけなら小学校低学年も楽しめます。

週刊誌で一冊が薄く、手に取りやすいのも嬉しいポイント。
自分の気になる人だけ読めるので、歴史漫画を読むハードルがかなり低くなります。

こんな子におすすめ!

  • 特定の偉人に興味がある子
  • 漫画を読むのが好きな子
  • 本が厚いと読まない子
  • 歴史の知識をさらに深めたい子

過去に出版された週刊誌のため、現在新刊販売がありません。
古本で入手するしか方法がないため、古本屋やフリマアプリ等からの購入になります。

我が子の歴史好きを加速させてくれた本。
古本で購入しました。
買ってよかった!

小学生のミカタ 日本100名城のひみつ 萩原さちこ著 小学館

2006年に認定された「日本100名城」が紹介されています。
100名城の紹介のほか、お城全体の歴史や特徴の解説ページが充実しています。

100名城一つ一つは簡単な紹介のため、一つのお城を深堀りするよりは日本にあるお城全体を知るのに適しています。

お城の歴史や特徴の解説はページ数が多く、カラーのイラストをつかってわかりやすく解説されています。

100名城紹介はカラーページではありません。

こんな子におすすめ!

  • お城が好きな子
  • 100名城のスタンプラリーをしたい子

歴史小説おすすめ

戦国姫 藤咲あゆな著 集英社みらい文庫

戦国時代のお姫様にスポットをあてた物語。
主に通説に基づいて物語が構成されています。

国の安定のために政略結婚が当たり前だった時代の、女性たちの生き様が描かれています。

人物相関図や簡単な歴史の流れの説明があるのも嬉しいポイント。
歴史に詳しくなくても楽しめます。

こんな子におすすめ!

  • 歴史好きの女の子
  • 物語が好きな子
  • 学校の読書タイムに読む本を探している子

お父さん、お母さんが読むのにもピッタリ。
時間がかからず読めて、理解を深めることが出来ます。

今村翔吾著 歴史小説


直木賞作家で歴史時代小説作家今村翔吾さんが書かれた、史実を元にした歴史小説です。

大人向けの小説ですが、歴史好きで読書も好きな子だと小学校6年生くらいから読めます。
史実を元にしながら、その隙間を魅力的に埋めていく今村翔吾さんの物語は、
おとなも子どもも夢中になります。

もうすでに歴史が好きな子はもちろんですが、
歴史には興味がないけれど本を読むのが好きな中学生に特におすすめ!
熱く魅力あふれる物語が歴史好きの入り口に連れていってくれるでしょう。

こんな子におすすめ!

  • 歴史好き、読書好きの子
  • 読書が好きな子
  • 直木賞作家の本を読んでみたい子
  • 熱い物語が好きな子

歴史が好きになるための一番の方法は、歴史の面白さを感じること。
今村翔吾さんの本には歴史や人物の魅力がたくさん詰まっています。
もうすでに歴史嫌いの中学生でも、読書から入ることでガラッと歴史好きに変身する可能性があります。

我が子の歴史好きの入り口はテレビゲーム。
著者の歴史好きの入り口は演劇と漫画。

歴史好きになる入り口はいろんなところにありそうですね!


中学校の歴史学習に役立つおすすめ

一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書 山﨑圭一著 SBクリエイティブ

公立高校教師でYouTuberのムンディ先生が書いた日本史の教科書。

一般的な教科書とは違い、すべてが数珠つなぎになって一つのストーリーにまとめられています。
ストーリーの主役は天皇、将軍、内閣総理大臣などの政権担当者。
年号が使われていないのが大きな特徴です。

もともと歴史はすべてが繋がっていて因果関係があるものです。
しかし、歴史の教科書は「〇〇時代」「文化」のように流れが途切れたり地域が行ったり来たりすることで全体像がつかみにくく、ただ暗記するものになりがちです。

本書は、暗記せずとも頭の中に大まかな流れが入ってくるのが特徴です。

こんな子におすすめ!

  • 歴史が苦手な子
  • 物語が好きな子
  • 学校の歴史の授業の全体像がつかめていない子
  • 歴史が好きで教科書の内容だと物足りない子


歴史好きの我が子も教科書のぶつ切りの知識だけだと混乱するため、
本書の該当するページを読んで全体を把握する作業をしています。

おわりに

歴史好きになる入り口や、歴史の好きな部分は人それぞれです。

今歴史が好きな子には、好きな気持ちをもっと深くすることが出来る本を。
歴史に苦手意識を持っている子には、小説や戦いの戦略性を楽しめる本から。

どうぞ、お子さんの興味がどこにあるかを見つけてみてくださいね。

前編をごらんになりたいかたはこちら↓


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