【実例あり】歴史好き小学生女子が読んだ 女の子が喜ぶおすすめ歴史本紹介

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我が家の中学生の娘は小学校低学年の頃に歴史好きになりました。
歴史が好きになってたくさんの本を読みたかったにも関わらず、多くの歴史本は表紙イラストが「かっこよく」「猛々しく」描かれていることが多く、本選びに苦戦しました。

「女の子が喜ぶようなかわいいイラストの歴史本はないかな?」
とお探しの方のために実際に娘が気に入って読んでいた本をご紹介します。

もちろん、性別問わず楽しめる本ばかりなので、ご参考になさってくださいね。

この記事を書いた人
  • 元幼稚園教諭
  • 元小・中・高生の家庭教師
  • 小中学生二児の母
  • 子どものころから本が大好き
  • 子どもが「本」と仲良くなれる方法を発信中
  • 「楽しく学ぶ」をモットーに様々なツールを使って子どもと学習中

世界史のおすすめ本紹介はこちら。かわいい人物事典も紹介しています。

※当ブログはアフィリエイトプログラムに参加しています。内容は個人の感想で構成しています。

戦国姫 藤咲あゆな 集英社みらい文庫

数々の子ども向け歴史本の中でも数少ない、戦国時代のお姫様を主人公にした子ども向け小説で、通説に基づいて物語が構成されています。

教科書はじめ、主だった歴史本でも登場することが少ない戦国時代のお姫様。
誰かの妻であったり、母であったりと、おまけのような存在で描かれることも少なくありませんね。

ですが、実際はこの姫たちの存在で政治が動いていたと言っても過言ではないほど、当時の女性の存在は大事だったそう。
国の安定のために政略結婚をすることが当たり前だった時代に、自分の持つ運命や使命に従い強く生きた姫たちの生き様が描かれた物語シリーズです。

おすすめポイント
  • イラストがかわいい。
  • 物語を読むことで、歴史の流れや出来事が自然に覚えられる。
  • 年表や家系図が掲載されており、実際の歴史の流れを把握しながら読める。
  • 表舞台の歴史の動きの裏で、政略として何が行われていたかが分かる。
  • 姫の生き様を知ることで、多面的に歴史を見ることができるようになる。

武将に注目が集まる戦国時代のその裏で、女性たちが活躍していたことが良く分かります。私自身子どものころから歴史好きですが、更に深く、そして新たな視点で歴史が見られるようになりました。
小学生だけでなく、中学生~おとなまで楽しめて勉強になるシリーズです。

学習まんが日本の伝記SENGOKU 集英社

日本の戦国時代の人物に焦点をあてたシリーズで、教科書には載っていない、戦国武将や姫の人生が描かれています。
全8巻あり、そのうちの2巻はお姫様に焦点をあてています。

【シリーズ一覧】

  • 明智光秀
  • 織田信長
  • 徳川家康
  • 豊臣秀吉
  • 武田信玄と上杉謙信
  • 真田幸村
  • 濃姫・お市の方・細川ガラシャ
  • 浅井三姉妹(茶々・初・江)

姫を主人公にした2冊以外もイラストが優しく、猛々しさが控えめでかわいいです。
女の子だけではなく、低学年の男の子も手に取りやすい雰囲気です。

おすすめポイント
  • 巻ごとに漫画家が違い、姫が主役の2冊は特にかわいく優しく描かれている。
  • 人生を追いながら主人公の気持ちに触れることができるため、一人の人物に対する理解が深まる。
  • 豊臣秀吉から見た徳川家康、徳川家康から見た豊臣秀吉など、同じ時代を生きた武将のそれぞれの思いや目線を楽しめるのも特徴。
    幅広い視点で歴史を楽しむことが出来る。
  • 監修が歴史研究家の河合敦さん。巻末の解説ページがおもしろい。

歴史を好きになる時は、人物から好きになることも多いはず。
そんな時には通史ではなく、一人一人に焦点をあてた本から入るのがおすすめ。
全てにフリガナがふってあるため、低学年の子にもおすすめのシリーズです。

日本の歴史人物事典DX 西東社

小学校中学年から高学年向けに作られた事典。
弥生時代から近代までの重要人物220人を解説しています。
一人一人に「教科書」「有名」「歴史通」とタグづけされており、小学校学習指導要領指定の42人も分かりやすく提示されています。
個人のページには大きな出来事の歴史解説の他に、
「感動エピソード」「ほろにがエピソード」など、誰かに話したくなる雑学情報があり楽しめます。

おすすめポイント
  • 「煌めきビジュアル」の名の通り、美しい見た目。
  • 少女漫画のようなビジュアルなので、女の子が好むような雰囲気。
  • 年表や通史の説明があるため、歴史全体を人物を軸にして捉えることが出来る。
  • 簡単な漢字以外にはフリガナが付いている。

我が家の娘が低学年の頃に最初に買った人物事典。
この麗しいビジュアルに惹かれていつもながめていました。
イラストの色彩も綺麗ですっきりしているので、迫力のあるイラストが苦手な方にもおすすめです。

マンガ日本の歴史 成美堂出版

日本の始まりから令和のスタートまでの通年史学習漫画です。
通史の歴史学習漫画がたくさんあるなかで、低学年の女の子が「読もう」と思う雰囲気とサイズ感を重視して選びました。

巻数は8巻とコンパクトですが、内容はしっかり。
漫画の間に、イラストや図解で分かりやすくまとめた解説やコラムのページが豊富に収録されています。

おすすめポイント
  • オールカラーで、イラスト自体の美しさを楽しめる。
  • オールカラーで、低学年の子でも抵抗なく手に取ることができる。
  • イラストが少女漫画のような優しい雰囲気なので女の子も手に取りやすい。
  • ソフトカバーのため、小さい子でも手に取りやすく、歴史漫画の威圧感がない。
  • 通史歴史漫画なのに、全巻並べてもコンパクト。(14.5センチ)
  • だいたいの漢字にフリガナ付き。(「日本」「人」程度の漢字はフリガナ無し)

我が家では子どもが低学年の時に最初に買った通史の歴史漫画です。
良い歴史学習漫画は各出版社から出ていますが、低学年の子や本が苦手な子には少し威圧感があるかもしれません。
そんな時には、このシリーズは歴史学習漫画の敷居を低くしてくれるため、おすすめです。

超訳百人一首 うた恋い。 杉田圭 KADOKAWA


恋歌の名手と言われた藤原定家によって編纂され、「百人一首」として後世に伝えられた和歌。
その中に「恋の和歌」は43首あるといいます。
「うた恋い。」シリーズでは、この恋の和歌をピックアップし、和歌に詠まれた出来事を漫画にしています。
また「超訳」として、「百人一首」が現代語に訳され、巻末に掲載されています。

時代が変わっても変わらない人の恋心を知ることで、1000年近く昔の人や和歌にも親しみを感じるきっかけになります。

おすすめポイント
  • 少女漫画の感覚で百人一首の世界を楽しむことが出来る。
  • 漫画の中で当時の習慣などを知り、知識が得られる。
  • 漫画の中に出てくる習慣を、解説ページにより正しく理解出来る。
  • 漫画に出てきた和歌を、内容とともに覚えることが出来る。

娘は小学校5年生の時に読みました。
恋愛の歌なので、小さい子にはどうかな?と思われるかもしれませんね。
恋愛のことがわかってくる小学校高学年くらいから読むのがおすすめです。
私は、この漫画を読んでたくさん泣きました。
内容を知ってから楽しむ百人一首は、歌への思い入れが増して良いですよ。
娘もこの本に出てくる歌から覚えていきました。

おわりに

歴史に興味を持ち、「もっといろんなことを知りたい!」というお子さんにおすすめの本の中から、
今回は特に「見た目もかわいい本がいいな」という想いに応えてくれる本をピックアップしてみました。

「興味があるものならどんな本でも読みたい!」という子もいれば、「興味はあるけど、この本の見た目は好きじゃない」という子もいるでしょう。

我が子は後者でした。
だから、彼女が読んだみたいと思う本を探して回りました。
せっかく歴史に興味を持ったのだから、その機会を逃さずに「歴史好き」な気持ちを育ててあげたいですよね。
そして見つけた、娘が「かわいい」「読んでみたい」と思う歴史本。

同じような想いを抱えた方の参考になれば嬉しいです。

実際に我が子が読んできた歴史本を前編・後編に分けて紹介しています。
今回紹介した「かわいい」以外の本もあります。

しゃうく

・元幼稚園教諭
・元小・中・高生の家庭教師
・小学生中学生二児の母
・自宅の絵本、児童書蔵書数1000冊以上
・自身も本が大好き

「本を読むって楽しい!」
「学ぶって楽しい!」

おとなも子どもも背伸びしすぎず、楽しく「絵本」「本」「学び」に向かえるように。

そんな思いで、自身が保育・教育・子育てに携わる中でよかったものを紹介しています。

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